校歌


 緑の山河うるはし故郷(ふるさと)
 真白き霧の立ちこむところ
 流れは清し若人我等
 紅匂(くれないにほ)ふかんばせ映ゆる
 小田川河畔礎(いしずゑ)堅く
 聳(そび)ゆる甍(いらか)


 紺碧(こんぺき)の大空仰げば遥(はる)けし
 歴史は長き古城のほとり
 守りは堅しますらをの跡
 受けつぐ血潮炎と燃えて
 究(きは)むるところ真理の聖火
 栄光燦(さん)たり


 花咲く祖国に暁雲(げううん)たなびく
 久遠(くをん)の道義今明けそめて
 行手は遠し純真我等
 秀麗(しゅうれい)の眉(まゆ)明るく澄(す)めり
 凛(りん)たる気魄(きはく)大地を踏みて
 粛然(しゅくぜん)進む
 おお今ぞ我等が首途(かどで)