一
緑の山河うるはし故郷(ふるさと)
真白き霧の立ちこむところ
流れは清し若人我等
紅匂(くれないにほ)ふかんばせ映ゆる
小田川河畔礎(いしずゑ)堅く
聳(そび)ゆる甍(いらか)
二
紺碧(こんぺき)の大空仰げば遥(はる)けし
歴史は長き古城のほとり
守りは堅しますらをの跡
受けつぐ血潮炎と燃えて
究(きは)むるところ真理の聖火
栄光燦(さん)たり
三
花咲く祖国に暁雲(げううん)たなびく
久遠(くをん)の道義今明けそめて
行手は遠し純真我等
秀麗(しゅうれい)の眉(まゆ)明るく澄(す)めり
凛(りん)たる気魄(きはく)大地を踏みて
粛然(しゅくぜん)進む
おお今ぞ我等が首途(かどで)